目次
問題図

この形で黒番です。
二眼を作って生きるためには、どこに打てば良いでしょうか?
正解図

黒1が正解です。
黒1と打つ事によって、二眼を作って生きることができます。

こういうイメージですね。
黒は取られることがなくなり、しっかりと生きています。
もしも、白番だったら…

問題図で、もしも白番だった場合は、

白1が好手です。

これで、黒は一眼しかできなくなります。
終局の時に、死に石として取り上げて良いのですね。

陣地を数えるときに、石を使うことなく「アゲハマ」にして良いのです。
OKでしょうか。
【囲碁入門⑧】「死に石について」取られている石ってどういうこと?
失敗図

さて、黒番で黒1と打つのは失敗です。
次の白番で「欠け眼」にされてしまいます。
白にどこに打たれるのかと言うと…

白2と打たれます。
これで眼をジャマされてしまっているのですね。

黒3と打って白を取ったとしても、

黒Aの場所は「欠け眼」になってしまいます。
白×がいるので、Aの場所は欠け眼なのです。

証明としては、白4と打たれて黒△がアタリです。

黒5とつないだ時に、眼がなくなってしまいますね。
最終的に赤丸の場所にしか黒の眼はなく、黒が取られてしまいます。
ということですので、

黒1は、白2の「ホウリコミ」を打たれて失敗なのです。

正解図の黒1が大事な一手ということでした。
次は、詰碁問題10にいきましょう!


