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【囲碁のニギリ】互先の時に先手と後手を決める方法

今回は、囲碁のニギリについて解説します。

ニギリは、互先の対局の時に黒番(先手・先番)か白番(後手)かを決める作法です。

文章にて簡単にではありますが、昔からの慣習やマナーもご紹介しますので、是非参考になさってください。

ニギリとは

棋力が同じくらいの人同士がハンディキャップ無しで打つ「互先(たがいせん)」の時に、どちらが先番(黒)を持つのかを決める作法です。

反対に、置き碁などのハンディキャップがある対局ではニギリは行わないのですね。

関連記事: 【囲碁のハンデのつけ方】~置碁(置き碁)について~

ニギリの方法

まず、目上の方が白を握ります。(何をもって目上とするのかはその場によるのですが、年齢や対局カードの点数などで決めます。よくわからない時は、「どうぞ握ってください」と言って白をお相手に差し出すと良いです。)

そして、
白の人が片手でできるだけ多くの石をつかみ、黒の人は片手で一子か二子をつかみます

お互いに碁盤の上に手を置き、ほぼ同時に手を開いて石を公開します。(厳密には黒の人が先に開きますが、そこまで気にしなくて大丈夫です。)

白の人が盤上で白石を二つずつ並べていって、奇数か偶数かを視覚的に黒の人に分かるように示していきます

結果、

  • 奇数、偶数が一致していたら、石を交換せずにそのまま対局開始
  • 奇数、偶数が一致していなかったら、石を交換して対局開始 

これがニギリです。

そして、ニギリを行った場合は「互先」なのでコミが6目半です。(終局して陣地を数える時に、白地に6目半を足します。)

関連記事: 【囲碁のコミの意味】コミってなんだ?

以上がニギリの方法で、「白の人ができるだけたくさんの石を握る」などは案外知られていない気がしますので、参考にしていただければ幸いです!(くじ引き的な方法なので、石数が分からないことが大事なのです。)

おまけとまとめ

ニギリで黒を握る時、黒一子をつかみ「奇数先です。」と言って碁盤に置くのが昔の習わしでした。(黒は一子か二子かを選べるわけですが、敢えて毎回奇数を出していたのです。)

ただ、今はほとんど行われていない気がしますので、全く気にしなくて大丈夫です。

とにかく、

  • 目上の人が白を持ち、できるだけたくさん握る
  • 黒の人が一子か二子を握る
  • 奇数偶数が当たっていたら、そのまま対局
  • 奇数偶数が違っていたら、白黒を交換して対局

これが「ニギリ」という手番の決め方なのですね。

では、読んでくださりどうもありがとうございました!

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