初心者の方が最初に覚えるべき囲碁のルールは4つです。
- 交点に打つ
- 黒と白が交互に1手ずつ打つ
- 石から出ている線を全て囲むと取れる
- 石で陣地を囲み、多い方が勝ち
この4つが根本的なルールになります。(補足的なルールがいくつかありますが、それらは今後、順に解説していきますね。)
今回は、初めて囲碁のルールを学ぶあなたに「囲碁の基本ルール」について詳しくご説明いたします。
※囲碁の歴史やイメージなどについては、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:【囲碁とは?】歴史・タイトル・別名・ルールなどを入門・初心者の方へ解説
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目次
囲碁の4つのルール
囲碁は本格的には「19路盤」という19×19のマス目が描かれた碁盤で対局をします。

しかし、初めて囲碁をやる方に、この19路盤は広すぎることが多いです。
なのでまずは「9路盤」で学んでいきましょう。

囲碁に慣れてきたら「9路盤」⇒「13路盤」⇒「19路盤」と順に広い碁盤になっていきますので、お楽しみに。
では、囲碁のルールを見ていきましょう!
囲碁ルール①【線と線の交差したところに打つ】

この黒石のように、線の交差点に置きます。
簡単ですね。
そして囲碁では、「置く」とは言わず「打つ」と言います。
囲碁ルール②【黒と白が一手ずつ、交互に打つ】

これも簡単ですね。
将棋やオセロのルールを知っていると自然なルールなのですが、囲碁においてはこのルールが最大の制約になります。
上の図のように、
黒1と打ったら次は白番になり、
白2と打ったら次は黒番になり…
と、ずっと続きます。
そしてもう一点
どの交点に打っても良いです。
白4も線と線の交差点ですから、端っこですが打つことができます。
この自由度の高さが、囲碁を面白くしています。
囲碁ルール③【「石から出ている全ての道」を囲むと取れる】

このように黒石が打ってあったとします。
この黒からは
図の矢印のように4本、道が出ていますね。
そして、この全ての道を

白がふさぐと…
黒を取れます。

こうなります。
「囲むと取れる」というルール。
囲碁の「囲」ですね。
一手一手交互に打ちながら、石を囲んで取ったり取られたりします。
さて、最後のルールです。
ルール③がありながら、
次のルールがある事で奥が深くなっています。
囲碁ルール④【陣地の多い方が勝ち】

「陣地」という概念が出てきます。
単に「地(じ)」とも言います。
この図は一局が終わった状態(終局)の一例なのですが
どうやって勝ち負けを決めるかというと…
陣地を数えます。

黒のぽっちが「黒地」で白のぽっちが「白地」です。
どこを数えているかというと、
「石で囲んだ、交点の数」ですね。
石の数は関係ありません。
陣地は1目(もく)、2目、3目…と数えまして、
この終局図の場合は
黒地⇒ 29目
白地⇒ 24目
黒の5目勝ち!
となります。
何となくわかりましたか?
一手一手交互に打ちながら、
石を取ったり取られたりし、
最終的には「囲んだ陣地が多い方が勝ち」なのです。
あらためて箇条書きでまとめると…
囲碁ルール【まとめ】
- 交点に打つ
- 黒と白が交互に1手ずつ打つ
- 石から出ている線を全て囲むと取れる
- 石で陣地を囲み、多い方が勝ち
ということでした。
では、次は「石から出ている線をすべて囲むと取れる」というルールについてを、もう少し深く考えていきたいと思います。
囲碁入門②へ進む:【囲碁入門②】石を取るルールとコツについて
※囲碁入門ではどんなことを学ぶのか?という今後の全体像については下のまとめ記事をご参考ください。