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【囲碁入門②】石を取るルールとコツについて

囲碁の「石から出ている線を全て囲むと取れる」というルールから分かることは、「碁盤の隅の石は取りやすく、中央の石は取りづらい」ということです。

これは、初心者から高段者まで全員に共通の「囲碁のコツ」ですので、是非この解説をゆっくり見ていってください。

「石を囲むと取れる」というルール

まずは、「石を囲んで取る」ということに慣れていきましょう!

ここで練習しておくと、なぜ隅で石を取りやすいのかが自然に分かってきます。

「囲碁のルール」を確認したい:

【囲碁入門①】難しいルールを簡単に解説!初心者向けに4つのルールをまとめた

①囲むと石を取れる

まずは、簡単なルールの確認からです。

囲碁解説画像


このように黒石が打ってあったとすると
〇印のように、石から道が出ています。

これを

囲碁解説画像

白が全てふさぐと

こんな風に白が黒を囲むと

囲碁解説画像

黒を取れます。

盤上からいなくなるのですね。

これが「石を囲むと取れる」というルールです。

②囲んで取る練習

では、白石を使って、黒石を囲んで取る練習をしましょう。
碁盤をお持ちの場合は、是非碁盤に碁石を並べて一緒にやってみましょう!

石を囲んで取る練習(1)

石を囲んで取る練習

この黒はどうでしょう?

この黒2子を取るには…?

白をどのように配置すれば良いでしょうか。

黒から出ている道を確認しましょう。

石を囲んで取る練習


黒からは、この〇印のように道が出ています。

これらを

石を囲んで取る練習

白が囲むと

黒を取れます。
この際、△の場所に白石は不要です。
黒から線が出ていませんから。
斜めは囲む必要がないのです。

黒石を取った図


このように黒石がいなくなりますね。

では、もう一ついきましょう。

石を囲んで取る練習(2)

石を囲んで取る練習

この黒石を取るには?

石が増えましたが

石から出ている道を見極めて…

考えて下さいね。

石を囲んで取る練習

こうです。

合ってましたか?

黒石から出ている、全部の道をふさいでいます。

このように石数が多くなっても
道をすべてふさげば取る事ができます。

石を囲んで取る練習


このようになりますね。

次も行きましょう。

石を囲んで取る練習(3)

石を囲んで取る練習

この黒を取るには…?

黒石から出ている道を確認しましょう。

石を囲んで取る練習


この〇印ですね。
端っこは線がないので不要です。
というよりか置けませんね。

石を囲んで取る練習


これで取れます。

では、これは?

石を囲んで取る練習(4)

石を囲んで取る練習


同じ要領で

石を囲んで取る練習


こうですね。
△の場所は道がないので、白石は不要です。

…最後の2問で一つの法則が分かります。

ルールから分かること

下の図を見てみて下さい。

黒1子の取り方についてなわけですが

石を取るというルールから分かること

どれも黒を1子取っている状態です。

しかし、違いがありますね。

しかも2つ。

一つは
石の数」ですね。
黒を取るまでにかかる石の数が違います。

もう一つは
場所」です。
中央、辺、隅の3か所です。

辺(へん)というのは
端っこと端っこの間のエリアのことです。

それで、結局
「場所によって取るためにかかる石数が違う」
ということです。


そして
隅に行けば行くほど取りやすい
中央の石ほど取りづらい
という法則があるのです。

石を取るというルールから分かること

この法則は

石数が増えても当てはまります。

練習もかねて、
上の図の各黒2子を白で囲んでください。

想像しました?

石を取るというルールから分かること

こうですね。

そして
中央の黒を取るために⇒白6子
辺の黒を取るために⇒白4子
隅の黒を取るために⇒白3子

と、場所によってかかる石数が違うのでした。

隅の石は取りやすい」逆に言うと
隅の石は取られやすい」ですね。
これが、囲碁の最大のコツの一つです。

まとめ

「石を囲むと取れる」のルールから分かること
  1. 隅の石は取りやすい(取られやすい)
  2. 中央の石は取りづらい(取られづらい)

対局をするときには是非意識してみて下さい!

次は、「アタリ」という囲碁用語についてお話ししますね。

【囲碁入門③】アタリとは?石を囲むときの囲碁用語


囲碁入門ではどんなことを学ぶのか?という今後の全体像については下のまとめ記事をご参考ください。

【囲碁初心者さんの入門講座】ルールや打ち方がよく分かる記事のまとめ