問題図
この形で黒番です。
二眼を作って生きるためには、どこに打ったら良いでしょうか?
正解図
黒1が正解です。
ここに打つことによって「二眼」できているのです。
どういう風に眼ができているのかというと…
こんな感じです。
Aに一眼と、Bにもう一眼です。
Aは分かりやすいと思いますが、Bも眼なのですね。
「白一子を取りつつ一眼がある」という状況です。
生きている証明としては、
白は2と打つ事ができません。
黒を取れるわけではないので「着手禁止点」ですね。
また、
白2と打つ事もできません。
白二子の逃げ道がなく、黒を取れるというわけでもないので「着手禁止点」になります。
2点とも着手禁止点ですので、白は黒を取ることができません。
つまり、黒は生きているのですね。
黒1が良い手だったということです。(白×を「死に石」にしつつ「一眼」があるというのが今回のポイントです。)
失敗図
黒1と打つのは失敗です。
次の白に良い手があります。
是非、考えてみましょう。
白はどこに打つのかというと…
白2です◎
ここは「正解」の場所でもあり「急所」なのですね。
黒が3と打って白二子を取ったとしても、一眼しかありません。
陣地は2目ありますが、眼は一つしかないのですね。
この図の黒は一眼で「死に石」になってしまい、失敗なのです。
ということで、
この図で、
黒1と打つのが正解なのでした。
OKでしょうか。
では、次は詰碁問題5にいきましょう!