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【囲碁入門⑫】「中手図鑑」色々な中手をまとめた

囲碁の死活問題で重要な「中手(なかで)の種類」についてまとめました。

是非、参考になさってください。

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中手図鑑

前回は「三目中手(さんもくなかで)」について勉強してきましたが、他にも「中手」があります。
これまでの三目中手の確認もしながら、ほかの中手も見てみましょう。

前回の講座: 【囲碁入門⑪】「中手(なかで)」死活に重要な中手とは?

①三目中手(さんもくなかで)

囲碁解説画像

このように、縦の三目の陣地の真ん中に打つと、白が一眼になります。

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また、このように曲がった三目の陣地でも、黒1と打つ事で白が一眼になりますので、「三目中手」になります。

②四目中手(よんもくなかで)

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これまで解説に出てきませんでしたが、四目の陣地でも「一眼」になります。
黒がどこに打つと良いかを考えましょう。
なんとなくここかな…という感じで、

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黒1が「四目中手(よんもくなかで)」です。
ここに打つ事で、このあと白がこの黒1を取ったとしても一眼になるのです。

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反対に、白が1と打つと「二眼」以上できてしまうので、この手を阻止したと考えるのもGoodです。

③五目中手(ごもくなかで)

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「五目中手」もあります。
この図のような五目の陣地を、黒番で一眼にできるのです。
どこだと思いますか?

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分かりづらいときは、白がどこに打ったら陣地が二部屋に分かれるのか?(二眼できるのか?)を考えると答えが分かってきます。
もしも白番だった場合は、白1が陣地を二部屋に分ける良い手です。

なので…

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黒番だった場合も、黒1が良い手になります。
これが「五目中手(ごもくなかで)」です。
白がこのあと抵抗しても二眼作る事はできません。

囲碁解説画像

抵抗の一例を見てみましょう。
白2と打ってきたら、黒はどうしますか?
(だんだん難しくなってきましたね。)

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黒の打つ場所を考えるにあたって、白がどこに打ちたいのか?
を考えます。
白は2と打ったうえで、白△に打ちたいです。
このようになれば…

囲碁解説画像

このような感じで二部屋(二眼)できます。
白がどこもアタリになっていないことを確認してください。

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なので、白2に対して黒は、白が二眼できないように…

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黒3と打つ事が大切です。
このようになれば、このあと…

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白がA、Bと二回打って黒二子を取ったとしても、

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こういう状況ですので、白は一眼しかありません。

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さかのぼって、黒1と打った段階で白は一眼で死んでいるのです。
このあと白が抵抗したとしても、二眼作る事はできませんでしたね。
これが「五目中手」でした。

④六目中手(花六)

なんと、六目中手もあります。
ただ、実戦ではレアなケースになりますので「へえ~」というくらいで見ておいてください。

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このような形です。
花のような形の六目の陣地です。
花六(はなろく)と言います。

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白が打つと眼がたくさんできそうなところを見つけて…

囲碁解説画像

黒1と打つと、白は一眼しかできない状態になるのです。

これが「花六」と呼ばれる「六目中手」になります。

中手を視覚的に覚える動画

動画もありますので、ご紹介しますね。

▷の再生ボタンをクリック(タップ)すると動画が始まります。

通信環境の良い場所でご覧ください!

以上が、中手についての解説です。

6回に分けて「死活の基礎」をとても詳しく解説しましたが、いかがでしたか?

とても重要な単元でしたのでまた復習してみて下さいね。

では、最後まで読んでくださりありがとうございました!

次は「基本手筋」に進みましょう。

基本手筋 【囲碁の基本手筋】初心者の方が最初に学ぶべき重要手筋を詳しく解説!

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