今回は、「死活の基本法則」の一つである「直四は生き」というものを解説していきます。
詰碁問題の6と7の解説を見ていただくと、仕組みがよく分かりますので是非ご覧ください。
直四(ちょくよん)とは?
「直四」とは、このように「まっすぐな4目の広さの陣地」のことです。
この黒の形は生きているのです。
黒番であっても、放っておいて大丈夫です。
白が攻めてきたときに、しっかりと対応をすれば「二眼」を作って生きる事ができます。
白からの攻撃①
白が1と攻めてきても、
黒2と対応すれば生きています◎
白が黒を取れないということを確認してみて下さいね。
白からの攻撃②
白が1と攻めてきたとしても、
黒は、
黒2と対応すれば大丈夫です。
ちゃんと二眼ができて、生きていますね。
OKでしょうか。
まとめ
以上の理由から「直四は生き形」なのです。
このまま放っておいても生きています。
(相手が攻めてきたら、ちゃんと対応してくださいね。)
「見合い」の話
さて、囲碁用語をもう一つ覚えましょう。
上の図の直四は、「白がAときたら黒はBに打って生きる」「白がBときたら黒はAに打って生きる」という状況でしたね。
こういう状況を「見合い」と言います。
「AとBが見合いで黒は生きている」と表現するのです。
「一手ずつ交互に打つ」というルールから派生してできた囲碁用語で、とても大事な考え方です。
今後もよく出てきますので、頭の片隅に置いておいてくださいね。
では、次は詰碁問題8にいきましょう!