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【囲碁の持碁・ジゴ(引き分け)とハガシについて】ヒカルの碁の9巻から学ぶ

持碁とハガシ

今回は囲碁の「持碁(じご)」と「ハガシ」について解説します。

持碁とは、囲碁の勝負での引き分けのことです。「置き碁」というハンデ戦の終局のときに黒地と白地の数が同じ場合、勝負は引き分けになり、その状況のことを持碁(じご)といいます。

※勝ち負けをつけるために、持碁=白勝ちとしている場合もあります。

※関連記事:【囲碁のハンデのつけ方】~置碁(置き碁)について~

また、ハガシとは、一度打った石を取り上げて、別の場所に動かす「反則」のことです。

指導碁などで習う場合はレクチャーを受けるために必要ですが、大会などの真剣勝負の時にハガシをしてしまうと反則負けになってしまうので要注意です。

今回は、ヒカルの碁の9巻のエピソードを引用して解説していきますね。

ヒカルの碁での持碁とハガシの解説が分かりやすい

囲碁を題材にした漫画「ヒカルの碁」の中で持碁とハガシをテーマにした回があって、とても印象に残っています。

久しぶりにパラパラと読んで勉強になったので、引用させていただきます。

持碁とは囲碁の引き分けのこと

持碁について(ヒカルの碁より)

「ヒカルの碁」単行本9巻45ページより

置き碁は互先のような5目半というコミがないから持碁ー引き分けがある

碁会所のベテランの方が説明してくれているシーンです。(※現在のコミは6目半)

コミの無い置き碁などの対局では、お互いの陣地の目数が同じになって引き分けになることがあるのですね。(=持碁)

反対に、ハンデの無い「互先(たがいせん)」では引き分けをなくすためにコミが設けられているのです。

※関連記事:【囲碁のコミの意味】コミってなんだ?

ハガシとは囲碁の反則の一つ

ハガシとは(ヒカルの碁より)

「ヒカルの碁」単行本9巻55ページより

いや、やっぱりこっちにしとこ

こんな感じで、打ってある石をはがして別の場所に移動させることを「ハガシ」といい、囲碁大会などの真剣勝負の場では「反則負け」になってしまいます。

ハガシについて(ヒカルの碁より)

「ヒカルの碁」単行本9巻56ページより

指が石から離れたらもう打ち直しはききません

いわゆる「待った」はその場で負けですよ

このように、プロ棋士の先生に叱られています。

指導碁で、打ち方を習うために打った手を並べ返すことは非常に勉強になるので良いのですが、勝ち負けを争う真剣な試合では「ハガシ」はだめなのですね。(ハガシをしたくなる気持ちはよくわかりますが、ルールとマナーの両方に違反しているのです。)

まとめ

  • 囲碁の引き分けのことを持碁(ジゴ)といい、勝敗を付けるために白勝ちとしている碁会所も多い
  • 打った石を動かすことをハガシといい、反則負けになる(指導碁や勉強会などのお互いの合意があれば例外的にOK
持碁について(ヒカルの碁より)

「ヒカルの碁」単行本9巻63ページより

白63目、黒63目

…持碁かっ

こんな感じです。

漫画では「塔矢アキラ」というプロ棋士のキャラクターが、4人を同時に相手をする「4面打ち指導碁」でわざと全員を持碁にしました。

ハガシを認めてあげたうえで持碁にしているので、かなりすごいことです。

話の最後は「プロってすごい!」みたいな終わり方でしたね。

※関連記事:【指導碁って何?】効果や打ち方・日本棋院の指導碁料金についてまとめた

では、最後まで読んでくださりどうもありがとうございました!