こんにちは!
今回は、囲碁の上達に重要な「詰碁」についての解説をしていきます。
- 詰碁(つめご)とは何か?
- オススメの詰碁の本
- 詰碁の効果的なやり方
これらを学べる記事になっておりますので、初めて詰碁をやる方は是非参考になさってください。
詰碁とは?
詰碁(つめご)とは、囲碁の「石の生き死に」に関する問題のことで、「死活問題」と言い換えても概ね大丈夫です。
「詰碁」⇒答えが一つ
「死活問題」⇒答えが一つとは限らない
という程度の違いですので、ほぼ一緒だと思っていただいてOKです。
味方の石に「二眼」を作って取られないようにしたり、相手の石を「一眼」にして取ったりするのが死活問題ですね。
詰碁の効果
「黒番で生きて下さい」⇒「黒先黒生き」
「黒番で白をやっつけて下さい」⇒「黒先白死」
というような調子で、「自分の石を生きる」「相手の石を取る」という訓練になります。
「詰碁を解いておくと、実戦の死活問題に強くなる」という効果があるのですね。
初心者の方におすすめの詰碁本シリーズ
「入門その後」~「初段を目指す」という方におすすめの詰碁の本をご紹介します。「日本棋院」が出している詰碁シリーズで、ステップアップしていける構成が良いなと思いました。
初心者向け:
初級・中級者向け:
上級者向け:
詰碁のやり方・解き方
死活の基礎から学んでいきたい方は、一番上の「はじめての詰碁」から順に解いていきましょう。
基礎が身に付く良い問題集です。
順に解いて上達する詰碁: 【囲碁入門⑱】「詰碁問題1」やさしい問題を解いて目を慣らそう!
順に見ていくと、眼の基本がしっかりと理解できるように構成してありますので、是非ご活用ください。
そして、
問題を解くときは次のステップで解いていくのがオススメです。
Step1:碁盤に問題を並べる
これはあまり言われていない上達のコツで、問題を碁盤に並べるのはとても大事です。
実際にやってみてもらうとよく分かるのですが、紙の上で問題を解くのと、碁盤に並べて碁石を見て問題を解くのとでは、脳の働きが大きく違います。(二次元ではなく三次元の方が、想像力が働くのです。)
Step2:碁盤に並べた問題をじっと見て頭の中で解く
まずは問題をじっと見て想像力で解いてみて下さい。
これが、囲碁に慣れていくための強力なトレーニングになります。
そして「ここが答えかな?」という場所が決まったら、ページをぺらっとめくって答えを見てみて下さい。正解でも不正解でも着実に上達しています。
Step3:じっと見ててもよく分からない時は碁石を置く
想像だけでは「ここが答えかな?」という場所が思いつかない場合もあると思います。
そんなときは、碁石を持って碁盤の上で試し置きをしてみて下さい。
自分なりに色々試し置きをしてみて「これが答えかな?」という手が出てきたら、ページをめくって答えを見てみて下さい。
Step4:答えを碁盤に並べる
答えのページにきたら、その答えを碁盤に並べてみて下さい。
正解の場合も並べて下さい。実感がわきます。
この作業をしないと、実戦でなかなか打てないのです。
「打とうと思った場所に石を置く」
という行為自体が、始めたての方が囲碁に慣れるためにとても大切なのです。
Step5:次の問題へ進む
解答を並べたら、次の問題へ進みましょう!
そして、詰碁の問題を習慣的に解くことも大切で、
「1日3問解く」
などのように自分と約束をして、コツコツ解いていくことが上達への近道です。
習慣化しやすいおすすめの「詰碁アプリ」がありますので、こちらも参考になさってください: 【詰碁問題を楽しくできるアプリ】囲碁くま詰碁をご紹介
まとめ
最後に、本記事の内容をまとめておきますね。
- 詰碁の本は、「はじめての詰碁」「やさしい詰碁」「初段になれる詰碁」の三冊を順に解いていくのがおすすめ
- 問題を碁盤に並べて、碁石を見て解くことが大事
- 解答を碁盤に並べることが大事
- 「1日3問」などの習慣ルールを決めて、少しずつステップアップしていく
碁盤に並べるのは面倒くさいかもしれませんが、理解の深さが変わります。是非、試してみて下さい!
では、最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。
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