今回は、これから囲碁のルールを学びたい子供たちにおすすめの「囲碁アート」についてご紹介します。
囲碁アートは、囲碁インストラクターの関翔一さんが考案した「盤上に絵を描いて楽しむ、新しい囲碁の遊び方」で、お子様にもよく分かるようにできています。(もちろん、大人の方がやっても楽しいです。)
「囲碁アートブック」という形で書籍化もされていますので、是非見てみていただければと思います。
囲碁アートとは?
囲碁アートとは、囲碁インストラクター兼アーティストである関翔一さんが考え出した「碁盤に碁石で描いた絵を並べて、そこから対局を始める」という新しい囲碁の楽しみ方です。
絵を並べて眺める、という楽しみが増えるだけでなく、絵を並べた時の形勢が「互角」であるということも「囲碁アート」のすごいところなのです。
実際に見ていただいた方がはやいと思いますので、ご紹介しますね。
囲碁アートその1「ソフトクリーム」
関先生の代表作である「ソフトクリーム」です。
ソフトクリームですね。この状況から黒番で対局を始めると「互角」の勝負になるそうです。
絵を描いているだけでなく、良い勝負になるというところが芸術的ですよね。
囲碁アートその2「ワイン」
その1の「ソフトクリーム」は13路盤での作品でしたが、次にご紹介する「ワイン」は19路盤での作品です。
どんな絵かというと…
ワインですね。WINEの文字の上でワイングラスが傾いているのがおしゃれ。
この状態から黒番で対局をしてみると、とても良い勝負になるそうです。
そして、十中八九このワインは「赤ワイン」でしょう。
お酒好きの関先生ならではの作品で「ビール」もあるのですが、お酒ばかりになってしまうので、次は神秘的な作品を見てみましょう。
囲碁アートその3「お月さま」
今度は9路盤の作品です。
関先生は大学時に「哲学科」専攻でしたので、月が似合います。(なんとなく)
良い感じの「お月さま」ですね。個人的には、満月ではないところがポイントだと思っています。
この状況から黒番で良い勝負になるようです。
囲碁アートはこのような感じで「終局間際の状況」から始めることができ、入門の方にはとても良い練習になります。
関連記事: 【囲碁初心者さんの入門講座】ルールや打ち方がよく分かる記事のまとめ
ここから囲碁するアートブック
このような囲碁アートたちを一冊の本にまとめた「アートブック」が発売されました。
入門コーナーがあって、囲碁のルールから学べるようになっています。
また、お子様でも学べるように「読み仮名」がついています。
碁石を碁盤に並べて絵を描くだけでも、子供たちの感覚は刺激されるのではないでしょうか。(我が家の子供たちにも渡してみます。)
「ここから囲碁するアートブック」の商品説明を引用しておきますね。
・見て楽しむ、並べて楽しむ。かわいい!
・これ互角なんだなあ、と陣地を見る。物思いにふける。
・実際にお友達と対局してみる。そこには新たな世界が!!
・囲碁をまだ知らない人に見せてみる。囲碁への新しい入り口として!
(入門コーナー、あります)
・ヒントに沿って一手目を考えて、囲碁のお勉強
・囲碁教室などの空き時間に練習対局として
・お子さまへの絵本として。漢字には読み仮名を振りました。
ここから囲碁するアートブック
もちろん、すでに囲碁を楽しんでいる方にもおすすめです!
是非、見てみて下さい。
「ここから囲碁するアートブック」の販売ページ: 参考 sekishoichiここから囲碁するアートブック
囲碁インストラクター&アーティストの関翔一さん
囲碁インストラクターとして活躍していた関さんでしたが、いつだったか突然、碁盤に絵を描き始めました。
初めて見た時は「それは一体なんだ…!?」という感じでしたよ。発想が独特過ぎて。
しかし、話を色々と聞いていくうちに、非常に手の込んだ作品であり、囲碁を楽しむ一つの形としてとても実用的なものであるということが分かってきました。
独自の感性を持つ面白い方です。
普段の対局でも何だか特殊で、空き隅を「5の5」という少し変わった場所に打ち、しかも強いです(全国大会で何回か優勝しています)。
このような独特の感覚を持つ関先生ですが、「写真を載せてもいい?」と聞いたら快諾してくれましたので、特別に公開いたします。
Twitterのプロフィールが良い写真だったので、貼らせていただきました。
あと、関先生は、毎週金曜日の18:00から「初台囲碁クラブ」で囲碁教室を主催しています。
お仕事帰りにもふらっと寄れるアットホームな教室ですので、興味のある方は一度参加してみて下さい。
初台囲碁クラブについて: 【初台囲碁クラブの教室紹介】初心者~級位者向け囲碁講座
囲碁アートと関翔一さんについてのまとめ
・囲碁アートは「囲碁入門」の方から、「すでに打てる」という方も楽しめる
・子供が囲碁のルールを学ぶのにおすすめ
・大人同士で絵を並べて打っても楽しい(囲碁アートその2の「ワイン」が手ごたえあり!)
・毎週金曜日18:00から初台囲碁クラブで教室を開催している
どうでしょうか。参考にしていただければ幸いです。
関翔一さんの公式Twitter:
関翔一@囲碁で互角の絵を描く
関翔一さんの公式ブログ:
囲碁を自由にする関の日記
ここから囲碁するアートブック販売ページ:
sekishoichi
プロフィールの引用も載せておきます。
<著者プロフィール>
関 翔一
1990年3月生
囲碁アマ六段。法政大学哲学科を経て囲碁インストラクターとなる。
2016年、なんだか囲碁で絵を描きたくなる。それで遊べるように陣地を計算して互角にしたことで「ここから囲碁するアート」を生み出す。囲碁の遊び方・表現の幅の拡大に成功。
現在、囲碁アーティスト&インストラクターとして、囲碁の魅力を表現&発見するべく生きている。
好きなものは猫、ビール、焼き鳥
ここから囲碁するアートブック
では、最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
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